DJ AKKYの人生は選曲だ!(19)ーナイル・ロジャース!

ナイル・ロジャース。ディスコやダンスミュージックを語るときの最重要人物。

超絶ダンサブルなサウンドを作り出すギタリスト。

彼自身がダンスミュージックの音楽シーンを切り拓いているといっても過言でありません。

アラフィフ世代には今更かもしれませんが、今回はナイル・ロジャース。をテーマに書いていきたいと思います

ナイル・ロジャースのギターを聴いたことない人は「居ない」

 そう、「居ません」。断言します。その理由はプロデュース作品がメガヒット連発。

ファンク系ソウル系のDJは「ここが盛り上がり時間」と決めた際には廻します。お客様は、その音楽はナイル・ロジャースがプロデュースしているとは知らないし、派手なギターソロもない。

だけど廻してほんの3秒で会場が盛り上がります。

1977年CHICでデビュー。

1978〜1979年「おしゃれフリーク」でビルボード1位。78年年末に1位獲得。翌年にかけてランクから落ちては上り落ちては上りでなんと3回も1位に輝いています。

DJ的には廻して3秒でフロアが歌い出す「おしゃれフリーク」です!

アラフィフからアラカンディスコ世代はもう踊ってください(笑)大名曲です。

CHICの音楽は特徴的なナイル・ロジャースのギターとバーナード・エドワーズの地味に聞こえるけど踊り出したくなるメロディを刻み繰り返すベース。まさにグルーヴ。反復がグルーブを生む。まさにそのお手本だと思います。

 2009年 BlueNote Tokyo 会場ほぼ全員が総立ち

ヒット曲の裏側にはナイル・ロジャースあり 

繰り返しの反復がグルーヴを生み、お尻を跳ねるように踊るダンスがヒップホップというそうですが、ヒップホップの元祖である1979年のThe Sugarhill Gangの曲「Rapper’s Delight」は CHIC のgood timesに非常にオマージュを受け(というか人力サンプリング)ベースのメロディそのまんまだし、Good timesって言ってるしwな曲です。

また当時大人気であったロックバンド、クィーンがディスコサウンドに寄せた「 地獄へ道づれ(邦題すごいなw)」Another one bites the dustの例のベースラインがそれです。

1980年に入るとヒット曲量産。

Madonna, David Bowie、そしてDuranDuran。必ず聴いたことがある曲が並びます。

80年前半や後半くらいまで六本木、新宿などのディスコで遊んでいた方々はこの曲の途中でお店専属のDJが「当店はフリードリンクフリーフード♪朝まで踊って楽しんでくださいねー!」と話す例のトークが頭の中に聞こえてくるはずです。それくらいお約束の曲。ライカバージー!フー!

Madonna /Like A Virgin

David Bowie/ Let’s Dance 

Duran Duran /Notorious

1990年になってCHIC新作、プロデュース、ライブと。

シングル「Chic Mystique」はUS HotDanceClubPlayで一位獲得するなど健在を見せつけました。

1996年JT Super Producersというイベントではイベントプロデューサーとして武道館を満員に。まるで「ディスコ」。参加した人はとにかく踊りまくってたとのこと。コンバンイッショニオドリマショウ!

1996年JT Super Producers 武道館にて

2000年以降も活躍しつづけるナイル・ロジャース

2014年グラミー賞受賞! 

半端ないですね。間違いなくディスコサウンドをメインストリームに引き戻して、それ以降の音楽シーンをまた塗り替えてます。

続く2015年9月DuranDuranの5年ぶりの新作PaperGodsではナイル・ロジャース健在の曲Pressure Off 。これもPVかっこいいですね。

2018年では新作!It’s About Time を出すなど現役バリバリ。この9月で69歳になったとは思えないです。

Duran Duran /Pressure Off 

2017年には武道館でのライブ!行きたかったな!

曲を聞いて、かっこいいな!踊りたくなるね!となったらほぼ間違いなくナイル・ロジャースあるいはCHICの影響を受けてますし、BTSのBUTTERの(feat. Megan Thee Stallion)では、48秒くらいからの曲調は僕のDJ的耳にはGoodTimesが聞こえてくるのでした。20代はぜひナイル・ロジャースをガシガシ聴いてほしいな。

最新映像はこちら

国際貧困撲滅社会運動団体のGlobal Citizenが2021年9月26日にYouTubeチャネルを通じて行なった世界6主要都市での生中継ライブに出演。

バリッバリの現役であることを痛感した映像です。時流の社会課題解決SDGsに即した動き。さすがだと思います。

Nile Rodgers and Chic Perform ‘Le Freak’ in London | Global Citizen Live

知ってる人は知ってるんですけど、1985年LIVE-AIDにも参加されたりと、社会課題解決には早い段階から取り組まれていたように思います。

Thompson Twins / Steve Stevens / Nile Rodgers / Madonna – Revolution (Live Aid 1985)

最後に 謝辞。

 今回このコラムは、なんと運営にナイル・ロジャースから快諾をもらっている公式の下記のサイトを参考にさせて頂きました。運営スタッフ様に深く御礼申し上げます。また同運営スタッフが提案、選曲に関わった2枚組アルバムは必携。

https://www.nilejapan.com/

  Nile Rodgers Fan Club Japan

見つけたら即買い。このアルバムにしか入ってない曲もある!

Nile Rodgers Fan Club Japanの運営スタッフお二人はYouTuberとしても活躍されております。このアルバムの制作秘話はこちらで視聴できますのでぜひ!ぜひ!

GOOD TIMES TUBE  https://youtu.be/NbixCj8fROU

さてお約束 選曲セットリスト

今回は前半ナイル・ロジャース、後半他アーティストとのフィーチャリング曲です!踊って頂きましょう!!!

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ABOUT US
AkibaRyuji
東京生まれ東京育ち。元水球とラグビーの選手。原宿クロコダイルや本牧ゴールデンカップなど老舗ライブハウスやミュージックバーなどでDJ展開中。得意なジャンルはSoul Music やDiscoMusic。SoulBarをつくるのが夢。