DJ AKKY の人生は選曲だ!(36) 小田和正の世界

小田和正。
なにから伝えればいいのかわからないまま時は流れて、気づけば12月も20日を過ぎてしまい、今月のむがじんの原稿どうする!どうする?と
あせりあせりの毎日でした。

いや待てオフコースも説明しなきゃいけないかも。いやまてソロ第1弾の作品のその後の日本における影響力と言ったら計り知れない。あれやこれやあれやこれや詰め込んだら、結局なんだったんだっけになり、過去コラム最大級文字数になったんです。結果自らボツにしました。

つたわらなーい!ちがーう!これじゃないガッシャーン!って何回も何回も、そうまるで壷を作る職人。

で、あたま真っ白に。どーする。どーする。うううう。ああぁぁあな数日間でした。

風を感じる。

で、ふっと感じたのが風。そうなんだよ。そう。そうそう。すっきり。(わかる人にはわかって)
そうです。小田和正は風の人です。はい。え、そうだよ。改めてどうした?って読者多いかな?

歌詞で言えば「秋の気配」や「風に吹かれて」「時に愛は」「私の願い」「愛の中へ」などがオフコース時代の「風」ですが、オフコース時代はそこまで多くなく、20代30代の男女の恋愛や別れや復縁などなど、まぁ誤解をおそれずに一言で言ってしまうと恋愛2周目くらいの(周目の基準とは?)進むようで進まない。好きなんだよ!好きだ!とか相手のことなんか考えなくて伝える側に勢いがある感じ。受け止める側がちょっと疲れちゃうとか、伝え側が、僕の思いはなんで伝わらないのとか……あるあるです。はい。

ところがソロになると、歌詞も変わってきます。そうね。いわば違った風が吹いてきます。オフコース解散時点では、小田和正は当時40歳をすぎており、同時にファンも若い年齢層でなくなってきますし。まぁ人生折り返しだよね。3周目(だから周目の基準とは?)的な感じになっていたのかもしれません。

例えるなら、ネオンがギラギラしてる街ではなくて、昔ながらの商店街があって夕焼けが綺麗な小さな町で、毎日どこかホッとするような丁寧な丁寧な毎日過ごす。その毎日を共に過ごす人に贈るような、公園でホッとして座ってたら、さぁぁっと風が吹いている情景で、隣に座っているお相手に人生一緒に過ごそうねってささやくように歌う。残りの人生を一緒に過ごす。それは結婚しようじゃなくて、残りの時間を一緒に年齢を重ねよう。って。歌詞が多くなってきます。

君が好きだ!じゃなくて、毎日君と過ごせて嬉しいとか、ふとした瞬間にどうしてるかなと思ったら相手も同じようにどうしてる?と思ってた的な。

空気の流れというか気を感じるというか、見えないものを感じる繊細さと優しさの象徴。それが「風」だと思うんです。

最近は風の時代というらしいじゃないですか。気づいたら僕もなんだかいろいろ周りが少しづつ動く。むりやりいろいろ動かそうとしてたのはなんだったんだろう。ふっと力を抜いたら静かに、でも少しづつ風が吹き始めた。そんな2022年後半でした。

2022年11月のニュースですが、75歳の小田和正。ツアーで30万人動員。花道を駆けてファンサービス。75歳ですか⁈ ステージ上を駆けてファンに手を振るというのを見ました。
小田和正、地元横浜で最年長アリーナツアーに一旦幕 追加16公演発表「また付き合ってください」

若い!とにかく若い。この絵のようにジーンズにスニーカー履いてるイメージ。すごいなぁ。

で、今回のセットリストは「風」

オフコース時代からソロまでで「風」の歌を集めました。クリスマスの日だけじゃなくて大切な人と大切な時間を過ごす。そんな時にきいてくださいませ。

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ABOUT US
AkibaRyuji
東京生まれ東京育ち。元水球とラグビーの選手。原宿クロコダイルや本牧ゴールデンカップなど老舗ライブハウスやミュージックバーなどでDJ展開中。得意なジャンルはSoul Music やDiscoMusic。SoulBarをつくるのが夢。