岩絵具と神の遊戯《排熱日記》4

岩絵具を使う人生が訪れるなんて思ってなかった。

富山に来て、齊藤清策という日本画家に出会ってから岩絵具に一目惚れ。いや、齊藤清策に一目惚れ。

齊藤清策の色の使い方がとんでもないの。……なんて書きながら、あらためて齊藤清策の作品を見てたら、また惚れた。ほんとすごい。

画集と実物は雲泥の差があるんだけど、画集で見てもうっとりするの。「カラフル」なんて言葉じゃ失礼、気が狂いそうなくらい美しい。

とにかく齊藤清策の色使いがすごく好きで、しかも実物のキラキラが超絶最高だった。

日本画のこと知らなさすぎるわたくしは、それが岩絵具で描かれたもので、そこに水晶末が入ってるからキラキラしてるということすら知らず。

齊藤清策が日本画家であるということだけを頼りに、「わたくしも日本画をはじめたい!」と熱望した。

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日本画を始めたいと言ったら画材がもたらされる軌跡

あまりに感動したので、その話を「しあわせ味噌得ラジオ」で話したわけですが。

「しあわせ味噌得ラジオ」略してみそラジは、カメラマンのおみそさんの悩みや思うところをわたくしほりたみわが聞いて、哲学的、宗教的、スピリチュアル的等、さまざまな観点から好き勝手意見したり、掘り下げたりして、そこから何かしらの得るものがあったらおみそさんが得するよねという配信。(月曜日の20時からTwitterのスペースを利用して配信中!)

それを聞いてくれてる人たちも何かしら得すればいいよねという思惑もあって、二人だけの通話じゃなく、配信というかたちにしてる。

しかしそんな謎の配信を聴きに来てくれるのは、「そういうこと」に興味がある人たちばかり。

そんな謎配信で、日本画の話をしていたところ、高校時代の友人もりおが聴きにくるという不思議なことが起きた。普段もりおと連絡すら取ってないというのに。

しかも、何がどうしたのかみそラジを聴いてたもりおから「日本画の画材使わなくなったから使って」というびっくりな申し出。

え!ちょっと待ってなにこの奇跡。奇跡にもほどがありすぎる。これがリーラ(神の遊戯)ってやつなのかな。

日本画の話してる時に大学で日本画やってた高校の同級生がライブ配信聴きに来て、もう使ってないからって日本画の画材くれるだなんて!!

そんなの奇跡起きるの?なんなの?日本画やるしかないじゃんよ。「かみのお導き」どころの話じゃない。

数日後。もりおはダンボールいっぱいの画材を送ってきてくれた。

しかし。わたくし高校はインテリアデザイン科、大学でもデザイン専攻だったので日本画は未体験ゾーン。身近に日本画をやってる人もおらず。

近くの日本画教室の体験には行ったものの、なんかこの先生とは合わない気がする……などと、言いながら結局教室にも通わず、日本画の書き方の本を読むだけで、絵の具に触ることのないまま日々は過ぎていった。(うっかりつづく)

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