
ナイル・ロジャース。ディスコやダンスミュージックを語るときの最重要人物。
超絶ダンサブルなサウンドを作り出すギタリスト。
彼自身がダンスミュージックの音楽シーンを切り拓いているといっても過言でありません。
アラフィフ世代には今更かもしれませんが、今回はナイル・ロジャース。をテーマに書いていきたいと思います
ナイル・ロジャースのギターを聴いたことない人は「居ない」
そう、「居ません」。断言します。その理由はプロデュース作品がメガヒット連発。
ファンク系ソウル系のDJは「ここが盛り上がり時間」と決めた際には廻します。お客様は、その音楽はナイル・ロジャースがプロデュースしているとは知らないし、派手なギターソロもない。
だけど廻してほんの3秒で会場が盛り上がります。
1977年CHICでデビュー。
1978〜1979年「おしゃれフリーク」でビルボード1位。78年年末に1位獲得。翌年にかけてランクから落ちては上り落ちては上りでなんと3回も1位に輝いています。
DJ的には廻して3秒でフロアが歌い出す「おしゃれフリーク」です!
アラフィフからアラカンディスコ世代はもう踊ってください(笑)大名曲です。
CHICの音楽は特徴的なナイル・ロジャースのギターとバーナード・エドワーズの地味に聞こえるけど踊り出したくなるメロディを刻み繰り返すベース。まさにグルーヴ。反復がグルーブを生む。まさにそのお手本だと思います。

2009年 BlueNote Tokyo 会場ほぼ全員が総立ち
ヒット曲の裏側にはナイル・ロジャースあり
繰り返しの反復がグルーヴを生み、お尻を跳ねるように踊るダンスがヒップホップというそうですが、ヒップホップの元祖である1979年のThe Sugarhill Gangの曲「Rapper’s Delight」は CHIC のgood timesに非常にオマージュを受け(というか人力サンプリング)ベースのメロディそのまんまだし、Good timesって言ってるしwな曲です。
また当時大人気であったロックバンド、クィーンがディスコサウンドに寄せた「 地獄へ道づれ(邦題すごいなw)」Another one bites the dustの例のベースラインがそれです。
1980年に入るとヒット曲量産。
Madonna, David Bowie、そしてDuranDuran。必ず聴いたことがある曲が並びます。
80年前半や後半くらいまで六本木、新宿などのディスコで遊んでいた方々はこの曲の途中でお店専属のDJが「当店はフリードリンクフリーフード♪朝まで踊って楽しんでくださいねー!」と話す例のトークが頭の中に聞こえてくるはずです。それくらいお約束の曲。ライカバージー!フー!

Madonna /Like A Virgin

David Bowie/ Let’s Dance

Duran Duran /Notorious
1990年になってCHIC新作、プロデュース、ライブと。
シングル「Chic Mystique」はUS HotDanceClubPlayで一位獲得するなど健在を見せつけました。
1996年JT Super Producersというイベントではイベントプロデューサーとして武道館を満員に。まるで「ディスコ」。参加した人はとにかく踊りまくってたとのこと。コンバンイッショニオドリマショウ!