【日々を記録する】自己紹介編

「揺れ揺れる舟」/乾漆・変わり塗/漆、麻布、和紙/h280 × w470 × d280 mm/2021年

どうもはじめまして。
この度、むがじん編集長のほりたみわさんにお声がけいただき、不定期になるやもしれませんが何かしら書かせていただく事になりました。

漆芸家(しつげいか)の畦地拓海(あぜちたくみ)と申します。何でもないけれど、自分にとっては何かである事を記録していくように書いてみようかと思っております。

自己紹介

1990年京都府亀岡市生まれ。高校からずっと好きだった美術の道に進もうと、京都市立銅駝美術工芸高等学校(現京都市立美術工芸高等学校)に進学。

そこで漆芸(漆を使って作品制作)に出会いました。大学から富山へ。富山大学芸術文化学部、タイへの留学(また今度色々書きます)、同大学の大学院を経て、現在漆芸家として国内外問わず活動しています。

好きなこと・もの

「かみさま」/変わり塗/漆、卵殻、金箔/H500 × W727 mm/2020年

芸術家は、仕事でなく生き方そのものだと日頃から感じています。朝起きてから夜眼を閉じるまで、または寝ている夢の中でさえも作品のヒントだらけだと思っています。

常日頃から様々な物事にアンテナを張り、過ごす。その中でも、自身の事をよく知る事はとても大切。好きなことや好きなものをきちんと理解する事は、情報をキャッチする時の瞬時の判断に大きな影響を及ぼします。

僕は作品を創ることは勿論、音楽や踊りも好きです。芸術家の活動以外にも、よさこいチームの代表をやっているし、オリジナルバンドのベースボーカルもやっています。

美術館やギャラリーでの作品鑑賞やライブを観に行くのも好きです。特に自身の作風にも影響している事で言えば、プリミティヴなものがたまらなく好きです。例えば、洞窟や寺社仏閣の壁画、エジプトのヒエログリフやその他石彫・宝物、土器・土偶・埴輪、民族仮面や衣装、古代中国の青銅器、恐竜やその化石等。

古くから何かの意味や用途を持って作られた技術とかだけでは説明のつかないもの、生命の不思議とロマンの香りのする、ある種の「毒」を孕んだようなものが大好きです。

また、物を集めるのが好きです。今集めているのは、ビックリマンシール、ワンピースカード、化石や原石(原石は作品の素材にも)、作家物のマグカップ、仮面とかかな…。ガチャガチャとかも、何でもいい訳ではないですがとりあえず一旦見ます。こうした僕の「好き」がまだ見ぬ理想の作品へと少しずつ繋がっていくのだと思います。

最後に

「ひかりの中で揺らめく」漆判・変わり塗/漆、麻布、エルジー粉、金箔/H150 × W400mm/2020年

こうして書いてみると、そんなに上手くまとめて書けないよなぁと思いますが、まぁそれもそれでいいのかなという気にもなります。

ここからまた日々の記録として、時には展覧会の宣伝とその展覧会や作品への想いを綴る場にもなると思います。少しでも興味を持っていただければいいなと思います。

「第1回ECA展」東京都美術館

初のコンセプチュアルアートの公募展に出品します!

どんな感じになるか、自分でも楽しみです!

今回は漆芸でなく、新しい素材の扱いからスタートしました。友人の作家・アシダ マドカさんに制作協力いただいたお陰で、納得のいく作品になりました!是非、現地で観てもらえればと思います!!

「第1回ECA展」
EVOLVE ART&DESIGN JAPANは、現代アートの普遍的な要素でもあるコンセプチュアルアートにフォーカスした展覧会を開催いたします。
コンセプチュアルアートの変遷でいえば、1960年代後半から70年代にかけてムーブメントが起こりました。現在においても世界中でコンセプチュアルアートの創作活動は行われています。国内でコンセプチュアルアートにフォーカスした展覧会は希少であり、本展では、今まで活動の機会を得られなかったアーティストの展示の拡充に向けて取り組みます。
ときに美的なものと反するコンセプチュアルアートは、鑑賞者に敬遠され難しい印象を与えてしまいますが、これほどまでにアーティストの思考に触れ芸術と対話できる機会はありません。ぜひ本展を通じて、芸術との対話をお楽しみください。

・会 期: 2023年5月12日-5月18日(6日間)※5月15日 休館日
開場時間: 9:30-17:30 ※最終日入場 12:30まで/最終日13時閉会
・会場: 東京都美術館 ギャラリーA(B3階)
・主催: 一般社団法人イヴォルブアート&デザインジャパン
・入場料: 一般500円
(高校生以下・障害者手帳をお持ちの方と付添(2名)無料)
⭐︎当日券は会場の受付にて購入可能です。
⭐︎前売り券は、https://evolve-art.stores.jpからご購入ください。

・Artists: 南壽イサム、畦地 拓海、岡崎 菜央、寺尾悠、川沢吾子、木賀陽子、seitaku TAK aoyama、Ree(リー)、高橋一矢、長島勇太、高橋 喜人、德山 太郎、babacchi.com(ババッチドットコム)、Janssen UIfert、桐淵玲央、寺尾草、森田直樹

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ABOUT US
畦地拓海漆芸家
1990京都府亀岡市生まれ。 日々を生きる中で沸き起こる感情や情景を記録するように、どこかで忘れてしまった事を思い起こさせるキッカケとなるような作品をテーマに制作を続けている。